■研究会の趣旨
本研究会では、まずLGBTにおける基礎知識を学びます。これまでの日本社会と諸外国との差について理解を深めることで、現在の私達の理解の度合いや置かれている状況を正確に認識します。
次に、LGBT当事者が職場にいる前提で、人権尊重が実現する職場の対応はどうあるべきか、かつ組織として生産性向上にも寄与するしくみとはいかなるものか。ケーススタディを通じて正しい配慮の仕方を理解します。
最後に、企業や自治体の取組み事例を紹介することで、多様な人材を活かす仕組みを導入する場合の参考にして頂きます。
これらを学ぶことにより、全ての属性の人々、能力のある人々を排除せず、一人ひとりが能力をいかんなく発揮でき、偏見のない社会の実現を目指すための研究会にしたいと考えています。
■講 師 宮原 淳二(みやはら じゅんじ)
化粧品大手の資生堂に21年間勤務し、多岐に亘る業務を経験。人事労務全般に携わる期間が長く、人事制度企画から採用・研修まで幅広く担当。男女共同参画・WLBの分野では社内で中心的な役割を担い、社員の意識調査や他社事例などを研究し実践。
2005年度には男性として育児休業を取得。また労働専従も経験。管理職として多くの短時間勤務者を部下に持ち、マネジメント経験も豊富。2011年1月より東レ経営研究所に転職し、現在に至る。社外活動として、内閣官房すべての女性が輝く社会づくり推進本部「暮らしの質」向上検討会・座長。文部科学省中央教育審議会・専門委員、厚生労働省委託事業「短時間制社員制度研究会」委員、経団連「少子化対策委員会」委員、東京商工会議所「多様な人材活躍」委員、鳥取県県政アドバイザリースタッフ、中央職業能率開発協会委員、国立市男女平等推進委員(有識者)等。有名大学でも「キャリア講座」を数多く務める。2級キャリア・コンサルティング技能士(国家資格)保持。東京レインボープライドに継続的に参加。
■本研修のプログラム
1.LGBTの基礎知識
・多様な性の在り方
・国内の性的マイノリティは人口の約8%
・LGBTをめぐる歴史的な背景
2.当事者への配慮
・当事者に言ってはいけないNGワード
・職場におけるケーススタディ
3.企業・自治体事例
・当事者を支援する「アライ」活動事例
・自治体におけるパートナーシップ制度の高まり
■日時 2019年12月5日(木) 時間15:00~16:30(開場14:30)
■会場としま産業振興プラザ(イケビズIKE・Biz)6階 第3会議室
〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-37-4 TEL:03-3980-3131
■参加費 LD会員・購読者 無料 ※左記以外の方は主催者にお問い合わせの上、お申込みください。
■主催 株式会社キャリアクリエイツ
TEL:03-6907-2101